2023年7月31日(月)
今日もまた暑いのである。妻は勤めへ。 いづこかにどくだみの花のにほふとき悪意ありけり男とをみな なかなかに足もと不如意。わがからだ悪性リンパ腫にコロナ重なる 昔男のものがたり読むもののふの八十氏川にいさよふ流...
今日もまた暑いのである。妻は勤めへ。 いづこかにどくだみの花のにほふとき悪意ありけり男とをみな なかなかに足もと不如意。わがからだ悪性リンパ腫にコロナ重なる 昔男のものがたり読むもののふの八十氏川にいさよふ流...
今日も暑いのだ。 鼻提灯しづかに破れ目覚めたり。マスクのうちときに塩つぽくなる コロナに罹りけふで五日目。咽喉深くまだがざがざの取れることなく 熱はもう早くに去りて、ただ発話と歩くことのみいまもままならず 真...
暑い、暑い。小山俊樹『五・一五事件 海軍青年将校たちの「昭和維新」』(中公新書)読了。これまたおもしろかった。五・一五事件にかんしては保坂正康『五・一五事件』しか知らない。橘孝三郎と愛郷塾を中心にしたもので、事件そのもの...
よく晴れて暑いようだ。朝早くからエアコンを使う。 野の道を歩くといふこと憧れや幻想消へてもなほあるきつづける 淋しさや苦さをともになほ歩む野の道のうへひたすらにゆく 夢 あはれなる夢の爺さん。酔ひさめても夢を...
母が家へ帰ってきた。母はまた、ずいぶんぼけている。今日も暑い。 夜の闇がつくった一首。これも季節外れか。 腰高に拾ふは沙羅の花にして浄らなる白、天上の花 真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く』(河出書房新社)読みはじ...
夜、くらがりで妻に書きとってもらう。季節がずれているが。 春の日に途方に暮れて立つくす二、三分咲きの花のもとにて 22日から今までコロナの妻と私に、もっとも献身的な手当てを行なっていた娘が今日からいない。 コロナ...
コロナである。しかし入院はさせてもらえなかった。熱もそれほど出ていなかった。喉、咳があるものの、それほどではないということか。娘と1時過ぎ帰ってきた。タクシーの運転手の機嫌が悪い。ハートフルなのに。 恋ごころ繁みこち...