今日はあまり温度は上がらないし、雨になる。昨夜は何度も目が覚めて、睡眠不良。
雨を含む雲うすぐらく侵しくる四月半ばのさがみの空を
ぽつりぽつり赤きつつじの花も咲き気狂ふによき季節きたるべし

今日はあまり温度は上がらないし、雨になる。昨夜は何度も目が覚めて、睡眠不良。
雨を含む雲うすぐらく侵しくる四月半ばのさがみの空を
ぽつりぽつり赤きつつじの花も咲き気狂ふによき季節きたるべし

今日も春らしい日だ。水曜日の朝はトイレ掃除の日である。ちなみに一週間の日々の予定を書いておこう。日曜日は特にないが、土曜か日曜に食料の買い出しに出掛ける。月曜日は紙類・布類の集荷、火曜はペットボトル、水曜は燃やせるゴミ、木曜はビン・カン類、金曜はプラスチックゴミ、そして土曜がまた燃やせるゴミ。これが一週間のゴミ出し予定。すべてわたしが家庭内でまとめて、毎朝ゴミ捨場へ持っていく。掃除機をかけるのもわたしの仕事だが、この頃その掃除機が重たく感じられて、しんどい。衰えたのだろう。
車前草に草ずまふ取る。妻に負け飴つぶ三つ奪ひ取られつ
妖霊星見ばやとおもふプーチンを滅ぼさむとする星の怒りを
木蓮の葉のうすみどり春の色

ロシアのウクライナ侵攻はいっこうに終息しそうにない。一般市民を対象にしたジェノサイドも報告されている。
春の葉の紅要黐の赤き色もつと怒れよまつ赤に燃えて
こんな時にも春の花は咲く、今日はつつじの花が咲いているのを見た。
逸早きつつじの花の白き色はなびら透けて春の妖精

山が霞んでいる。春なのだ。
青空に軽く一刷毛の春の雲
ベランダの幸福の木のぶ厚き葉。春のひかりをたつぷりと吸ふ
足もとに蟻をみつけて踏まぬやう足運びをり老いには難儀

春らしい一日だ。菜の花畑や楊のみどりが美しい。
4月1日に見田宗介さんが亡くなったと報道があった。84歳。また一人、重要な時代の羅針盤が失われたことになる。見田宗介(真木悠介)の著書をむさぼるように読んだ日々があった。
海棠の花咲くときに遅速あり西の木はすでに花に満ちたり
東の木の花はちょぼちょぼ海棠の見まく欲りする春はいまだし
混迷の世に指し示す人類の自由をまもるひかりの思索

新百合ヶ丘の料理屋でむすこの結婚相手に会う。聡明そうないい娘さんであった。しかし昼から食べすぎだ。緊張したせいか疲れた。親になるのもたいへんなものだ。
朝の日に木の芽吹きありうるはしくそばにきてゐる春のやさしさ
あけぼの杉の枝さきに小さな芽の出づる庭の木うすきみどりにけぶる

さくらの花が激しく散りはじめている。二、三片拾った。明日の画材だ。
喫茶店にしばらくものをおもはざるときあればそれも愉楽のひとつ
6日と同じだが、逢坂剛の百舌シリーズを読んでいる。シリーズ4作目。7作まである。
珈琲を喫みつつ人を殺し合ふミステリーに嘆ずいくたびも閉づ
