今日も暑くなっています。海老名田圃を散歩。
稲の葉に首あたりまで隠れたり小鷺しづかに田を歩みをり
青き田に寄れば稲葉のそよぐ音、蛙鳴く声、夏の水流
用水の流れゆるやかに田に入れば稲の根元をしづかに動く
今年初めての蝉の声を聴き、蝉の姿を見た。
ベランダの壁にはりつくアブラゼミ近寄れば虚空へ声を残して
今日も暑くなっています。海老名田圃を散歩。
稲の葉に首あたりまで隠れたり小鷺しづかに田を歩みをり
青き田に寄れば稲葉のそよぐ音、蛙鳴く声、夏の水流
用水の流れゆるやかに田に入れば稲の根元をしづかに動く
今年初めての蝉の声を聴き、蝉の姿を見た。
ベランダの壁にはりつくアブラゼミ近寄れば虚空へ声を残して
今日も暑い。オリンピックがはじまってテレビドラマが減った。
野あざみのとげとげしきに近づきてこの世唾棄することば吐きけり
これほどの暑さにいまだ蟬鳴かずこの世滅びむ予兆か知れず
蟬は地上に生まれることなくこれからは地下生活に馴致するべし
幸せは荷風俳句集ひらく時
河童忌 雪どけの中にしだるゝ柳かな 龍之介最後の句だそうだ。
1927年のこの日、芥川龍之介自殺。
九階のベランダの高さに穂絮とぶ何の穂絮か白きふはふは
芥川龍之介句集を読む日暮れ
わたしはまだ死なない。
夏草の野蛮を愛す。濃みどりの草やぶはらにいのちたまはる
朝、プラスチックごみを捨てにエレベータで1Fに降りると、今日も小学生が3人。ラジオ体操から帰ってきたところらしい。
少女らは朝から遊ぶ。グリコ、またグリコそしてチヨコレイト
けたたましく鵯が鳴く中庭に鬼がふりむき達磨さんが転ぶ
人の世はやや複雑なる方程式組み合はせも解も一つではない
今日も朝から雲もなく快晴。午後33℃超え。
妻は今日から夏季休暇のはずだが、部活の指導があって、10時過ぎに出掛けた。
注射打つ左上腕に痛みあり予防接種の翌日の朝
日の照りの痛きほど熱き七日へてむきだしの腕そこそこ赤き
雑草丈のびて猛暑の来たりけり
学校は夏休みらしい。
地上階へ降れば三人の小学生ラジオ体操に出かけるところ
二度目のワクチン接種を受けた。
籠手、面と体育館より声のするところを抜けて接種会場へ
接種受けて一時間がたつ今のところ特に異常なし前回と同じ
暑さは、昨日よりは少しましか。
相模川中流域の流れには蒼鷺二羽が参戦してゐる
コサギ、ウミウかカワウか、釣り師、そしてアオサギ
梅干しを百箇干し終へ取り込みて器にならべおのづと笑ふ