朝から晴れて気持ちのいい日だが、20℃を越し昼は暑いくらいだ。
中庭の木々のあひまに鳴くこゑは四十雀ならむ姿探れず
豆腐屋の店先に置く鬼灯のだいだい色が日々育ちゆく
珍しく鳶八羽とぶ相模川ことし初めての鴨が来てゐる
胸パットの一つが落ちて三日経る乾けるパットは胸ふくらます
朝から晴れて気持ちのいい日だが、20℃を越し昼は暑いくらいだ。
中庭の木々のあひまに鳴くこゑは四十雀ならむ姿探れず
豆腐屋の店先に置く鬼灯のだいだい色が日々育ちゆく
珍しく鳶八羽とぶ相模川ことし初めての鴨が来てゐる
胸パットの一つが落ちて三日経る乾けるパットは胸ふくらます
奇妙な夢を見た。内容は言いたくない。
最後は例の駅につながりそうな気配であったが、目が醒めた。
胸糞の悪い夢だ。思いだしたくもない。
朝、地震がある。
関東地方は朝から地震に愕かされ霜月朔日かくてはじまる。
はたまた気持ちの悪い選挙結果だが、私の投票区では前回までは圧倒的な強さを誇っていた自民党候補が敗北、かろうじて比例で当選したが、心良き結果ではあった。
河川敷もおほかた枯れ色に領されて秋のひかりに川水も澄む
橋上を悠然とゆく鷺の群れ老いの心の偏屈解く
衆議院選挙である。8時半くらいに投票。曇っていたが、昼から雨。寒い。
刈り田のあとひこばえ伸びてみどり色曇天なれど心あかるむ
選挙
さねさしこの曇天に恥づることなきか腹の裡かつさばいて見せよ
十月尽この夕ぐれの寂しさは山の端じわじわ桃色に暮る
昨日のような風もなく秋の良き日である。
NHKの朝ドラ『おかえり、モネ』最終回。
海、空を遠く見てゐる清原果那『おかえりモネ』のその表情を好む
マンションのごみ集積場の目の前のさつき躑躅の花狂ひ咲き
秋うらら橋わたりなべて清らなり見よこの流れ青く澄みたる
空は雲一つない青天、しかし風が凄い。相模川を越す橋を渡っていると北から来る風に何度か歩みを止められ、しばし堪えるよりなかった。
東洋の秋の紅葉の美しささくらもみぢ葉わが前に降る
黄の色のけやきもみぢは大風に翻弄されて宙に散らばる
爽やかな朝だった。西空高くに半分の残月。北風あり。
昨夜の夕餉は鯖の味噌煮だった。
さば喰へば鯖雲うかぶ秋の朝漂白の旅をいざなふ雲居
青空に半分残る月の色水母のやうなりビル街の上
しらさぎにとんび、穂すすき・泡立草――相模川をわたる秋の橋上
朝からふったりやんだり、午後になるとようやく雨はふりやんだようだ。
秋の日のうつろひやすき空模様少時雨ふりまた傘たたむ
けさもまたメタセコイアにひよどりの一羽が鳴けば応ずる一羽
相模川三川合流域の空たかく監視してゐるか三羽の鳶は