朝、トイレ掃除をしていると真野少さんから電話。緊急に原稿が必要とのこと。トイレ掃除を終え、ルソー研究会の冊子『経験』に発表した「わが日本近代史Ⅰ」を送る。
秋風にさくらもみぢの木が揺らぐざわりざわり欅もゆらぐ
路上には朽ち葉落ち葉が散乱し目にも綾なりゆつくり歩く
朝、トイレ掃除をしていると真野少さんから電話。緊急に原稿が必要とのこと。トイレ掃除を終え、ルソー研究会の冊子『経験』に発表した「わが日本近代史Ⅰ」を送る。
秋風にさくらもみぢの木が揺らぐざわりざわり欅もゆらぐ
路上には朽ち葉落ち葉が散乱し目にも綾なりゆつくり歩く
今日は朝から雨である。鳥の鳴き声も聴こえない。明け方ほんとうに嫌な夢を見た。殺されそうになって必死に抵抗する声を出した。実際に呻いていたようで妻に起こされて、夢であることを知ったのだった。
火曜日はペットボトルを出す日なり夏と違つて本数少なし
つばきの木に椿の花のつぼみあり赤らむ花の小さき蕾
秋のよき日である。海老名高校の裏から大谷の段丘崖の下を廻ってきた。海老名の義民、鈴木三太夫霊堂に頭を下げてきた。
昨夜の雨に中庭も濡れて枯れ朽ち葉いろとりどりに地にへばりつく
あてどなく歩けば鈴木三太夫霊堂に着き頭垂れたり
昨夜8時過ぎに妻帰宅。二泊三日の中学生の引率はしんどかったのであろう。
湯から上り布団に跳び込みバタンキュー二泊の旅に妻疲弊せり
夜の雨に路上しつとり濡れてゐる秋のよき空雲並べをり
車窓より後部座席のわれに差す午後のひかりのまぶしきものを
相模川上空に鳶が十羽、どうしたことだろう。
鳶十羽、自由自在に飛びめぐる。相模川上空を舞台の如く
暗渠に渡す鉄製の蓋の隙間より水の激ちの音ひびきくる
妻は引率二日目。昨日「紅葉が凄い」とメールが届いた。白河は紅葉真っ盛りなのだろう。
河川敷を保育園児の列がゆく鳶悠然と飛ぶ影の下
若き日の火のごとき思ひ忘れたか眼下に秋の川流れゆく
今日から二泊三日で妻は、福島県白河のBritish Hillsへ。生徒の引率である。
白河の関を過ぐればみちのおく山はもみぢの盛りの彩り
白河の関越すバスの列が見ゆcome come evrybody英語の丘へ
田のみどり余蘖のうへを鶺鴒二羽こゑ交はしつつダンス舞ふごと