2021年4月20日(火)
録画していた「小吉の女房」(NHKBSプレミアム)を見ていたら崇徳院の歌が取り上げられていた。 花は根に鳥は古巣に帰るなり春のとまりを知る人ぞなき いい歌ですなあ。 花も鳥もまだ春さかりひよどりの声鳴き騒ぐ電線の...
録画していた「小吉の女房」(NHKBSプレミアム)を見ていたら崇徳院の歌が取り上げられていた。 花は根に鳥は古巣に帰るなり春のとまりを知る人ぞなき いい歌ですなあ。 花も鳥もまだ春さかりひよどりの声鳴き騒ぐ電線の...
今日は朝から快晴、しかしまだ寒さが残っている。 てふてふが九階あたりを浮遊するこの高所までてふてふがくる 腹渋る。 トイレといふ密閉空間。あるときは楽しくもありけふは渋きか
相模の国海老名と綾瀬の境に五所神社がある。銀杏や椎、楠の大木があり、古風な社である。伝説の日本武尊の腰掛石があって、この「さねさし歌日録」とも無縁ではない。 楠の木の若葉の枝を落とす風春のあらしは音立ててくる 風...
今日は朝からしょぼしょぼ雨だ。父の命日には早いのだが、当日は平日なので今日墓参。墓苑は山ふところのような少し高所にあり、平地から見れば雲がかかっている。おそらく雨であろう。案の定雨であった。 雲中に父の墓あり花飾りと...
朝まだ暗いうちからからすがうるさい。秋山佐和子さんから『岡野弘彦全歌集』の解説を書き終えたとい嬉しい電話があった。出版が楽しみである。未刊歌篇が膨大であり、どんな全歌集になるのだろうか。経済面が難題だそうだ。 何に対...
佐江衆一『野望の屍(かばね)』読了。著者最後の作品、没後の出版である。ヒトラーと石原莞爾を軸に二十世紀前半の戦争の時代を描く史伝である。私が言うのも何だが、戦争の時代を知らない若い世代の人に読んでもらいたい。しかし思えば...
ベニカナメモチの赤い葉の垣があちらこちらにあって目を引くのだが私は好まない。その隣にドウダンツツジの白い壺花を咲かす家垣があってほっとする。 紅要黐(べにかなめもち)まつ赤な垣に囲はれてここはどこああ狂ひさうになる ...