2021年2月6日(土)
脂質異常と言はれても困るトマトやワカメ、昆布は好きだが 実朝の日課観音をおもふなり心弱りか祈りたくなる 昼食は昨夜の牡蠣鍋の残り汁雑炊(ざふすい)にして卵を落とす 1月に受診した健康診断の結果が送られてきた。 昨年の診断...
脂質異常と言はれても困るトマトやワカメ、昆布は好きだが 実朝の日課観音をおもふなり心弱りか祈りたくなる 昼食は昨夜の牡蠣鍋の残り汁雑炊(ざふすい)にして卵を落とす 1月に受診した健康診断の結果が送られてきた。 昨年の診断...
日に四度体温・血中酸素濃度・血圧測り生き延びてゐる 天の筆が三刷毛薄き雲を描く春を誘(いざな)ふ空の色なり 冬の木の石榴の枝に目白くる鳴き連れて二羽木々渡りくる
天平時代の謹直なる文字『南海寄帰(なんかいきき)内法伝(ないほうでん)』断簡 <主人メモ> 八木正自『古典籍の世界を旅する』読了。 いささか自慢げなところが鼻につくが、 古書・古文書を扱うことを渡世のなりわいとする...
さ~てけふは何に変身して行くか春なれば花にうつろふ蝶か パンジーの黄色の花から紫へさても妖しき花へと移る <主人メモ> 暦の上では立春、さすがに穏やかな日である。
雨後の苔にひかりありけり夜の室(へや)に端坐妄想(まうざう)するに思(も)ひ出づ 天に花咲け、地に実着け 福豆を撒く 福豆を喰ふ
きさらぎの初めの朝も西空にくらげ色した月高くあり 日没(ひい)る際(きは)のみなみへ延びる雲の底その金色(こんじき)の荘厳(しやうごん)をみよ <主人メモ> 堂場瞬一『バビロンの秘文字』読了。 緊急事態のさ中どうに...
谷津(たにづ)駅まで千三百円の硬券(キップ)購ふ三日つづけて改札口前 冬ごもりのやうなる日々を重ねきて一月尽は酒飲むか少し ちびりちびりしやぶる程度の酒なれどハツ子よろこぶ心温もる <主人メモ> 夢は谷津駅行きの切...