2025年1月30日(木)
今日また晴れ。しかし寒い。 メメント・モリ すべからく曖昧になり死にむかふ骨と皮のみぬけがらの死か それとも死の間際まで明晰でありつつ肉体滅びゆくかも おそらくはあれもこれも渾沌とからだの滅びとらへがたなし ...
今日また晴れ。しかし寒い。 メメント・モリ すべからく曖昧になり死にむかふ骨と皮のみぬけがらの死か それとも死の間際まで明晰でありつつ肉体滅びゆくかも おそらくはあれもこれも渾沌とからだの滅びとらへがたなし ...
晴れだが、寒い。 ゆきつけばあづまのくににあたらしき恋もめばへてたのしきことあり 椿に木に椿の赤き花咲きて蕾もほんのり赤らみてゐる つひにゆく道とは誰も思ひしもそのときのさま誰も語らず 『論語』衞靈公五 孔子...
晴れ。 髪の毛の少し伸びたる分のみを刈り上ぐる妻の手技そこそこ 一ケ月かニケ月目になる散髪の日妻がやさしく刈り上げくれる 床屋の主はわが妻にして刈り上げるこのよろこびは外には告げず 『論語』憲問二二 陳成子、...
曇って寒いが、だんだんに温度は上がるらしいが、11℃くらいまでらしい。 夜のテレビにバァイオリン、ピアノ曲しばし聞こえて心やすらぐ 曲名は知らねどもこのやさしさを昼バィオリン音色のひびく 足指の爪を切る時鳴る...
良い天気である。 妙なる音たたへたる山茶花の白き花びら透けてただよふ 赤と白の山茶花の花ちかくにあり赤き花少し濃厚にして 白き花には薄あかき縁取り山茶花の高貴、清純なる花びら動く 『論語』憲問二〇 孔子、「衛...
晴れてます。 岩波文庫の『永瀬清子詩集』、谷川俊太郎が選んだものだが、読了。谷川との対談や自筆年譜がおもしろかった。もちろん詩も「初冬 新しい霜はきらびやかに/大地の冷える時わが魂も冷える/あけがたに佳い句を得たのに/目...
今日も天気がいい。 坂本龍一『音楽は自由にする』を読む。だいたいにしてから坂本龍一の音楽に魅力を感じたことはない。この自伝もいい気なもんだと思う。それがこんな本を読むことになったのは、彼が死んだからに他ならない。死は重た...