2024年9月18日(水)

朝から暑い、今日も暑い。 荒川洋治『文庫の読書』。荒川洋治は、短編小説を選択する名手だと思っていたら、文庫本を選ぶこともたいしたものであった。何冊も読みたい文庫本があるが、いつか読める日がくると嬉しい。   荒川洋治の文...

2024年9月17日(火)

朝方寒いくらいに涼しかったが、日中はまた暑いらしい。   薄灰色 に大空は雲多くしてけさは晴れ間も見ることなしに   雲の端より間違って落つるかポツンポツンは淋しくあらず   パラソルを空にひらけば音がするタタタンタタタ...

2024年9月16日(月)

朝方は涼しいのだが、汗が多いからもう湿度が上がっているのだろう。 安東次男『藤原定家』読了。定家の八十首の短歌の注釈だが、本歌、類歌などを参考に挙げて読み解き、なるほど定家だと納得して、とても勉強になる。将来、『春秋の花...

2024年9月15日(日)

暑い。 茨木のり子『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)。たしかにジュニアにだけは、勿体ない。素敵な現代詩の案内書だ。岸田衿子、石垣りん、永瀬清子などの女性の詩人をはじめ、圧巻は金子光晴「寂しさの歌」、谷川俊太郎「愛」...

2024年9月14日(土)

今日も暑い。猛烈に暑くなる。もう9月半ばだというのに。 昔の旅を思いだす。夜行列車、歩く、歩く。   大垣行の夜行列車のボックス席ひとり占めして眠りたりけり   姿勢窮屈に眠るがゆゑに大垣の駅のホームに伸びをしてゐる  ...

2024年9月13日(金)

朝方は秋の風情なれど、昼は夏、猛暑なり。   もうとほに役に立たずにぶらさがるのみのペニスをいまは愛ほし   ぶらさがりこよひもぶらぶらもてあますただ尿するのみのわがペニスなり   男の物ただぶらさがるものにしてあなやし...

2024年9月12日(木)

今日も暑い、猛暑である。コロナも完全には治っていない。しかし、日々のノルマは開始する。   寄生虫を誰もが持ってゐた時代鯨油ゼリーも役に立たず   寄生虫に興味を持てるは時代かも回虫、さなだ虫われらは飼ひし   虎子さん...