2024年9月24日(火)

涼しい。このまま涼しければいいのだが。   けさもまた体幹ゆれて迷歩するこのざまがいまのわたくしならむ   封書一通、途中で贖ふ麦茶持ち大山は白き雲に隠るる   やうやくに朝桃色に明けてくるひかりの中をふらりふらり 『論...

2024年9月23日(月)

朝方雨が降っていた。気温は少し下がっているようだが、湿気がある。   朝方は小雨なれどもほぼ全身濡れて歩くには難儀なりけり   傘さして歩くは本意ならずしてただ雨濡らす木々をみてをり   百日紅の赤き花まだ着けてゐる木下...

2024年9月22日(日)

朝から細かい雨が降っていて歩きに行けない。   冬の眠りに安穏の日を過ごしたし天皇制の在ることを憎む   一木一草森羅万象にひそみたる天皇(すめらみこと)を忌むはわれなり   天皇制がつくる貧富・正邪を許せざる長き世経れ...

2024年9月21日(土)

今日も36℃になるらしい。朝から風が湿っぽい。 山尾悠子『ラピスラズリ』を読む。幻想文学と言うべきと思いつつ、その細かい設定、描写に驚く。冬眠者をめぐる、春の目覚め、いやいや凄い。ラピスラズリは、青金色でしょうか。俺はや...

2024年9月20日(金)

36度まで上がるらしい。猛暑日だ。朝から暑い。   さつきつつじの苗木に絡む蔦の先ひるがほの花はかなげに咲く   枯れ木の影のごとくに存在感うすきは老いのわれならなくに   もの言はぬ石の地蔵に並び立つわれに似る像よだれ...

2024年9月19日(木)

今朝も暑いが、まだ猛暑ではない。   黒雲の急に来たりて突然に風雨はげしく雷も閃く   遠方に雷鳴響きたちまちに光の下る尖りものの横   忽ちに雨量増したる川沿ひの道に沈みし軽トラック 『論語』顔淵四 司馬牛、君子を問ふ...

2024年9月18日(水)

朝から暑い、今日も暑い。 荒川洋治『文庫の読書』。荒川洋治は、短編小説を選択する名手だと思っていたら、文庫本を選ぶこともたいしたものであった。何冊も読みたい文庫本があるが、いつか読める日がくると嬉しい。   荒川洋治の文...