2024年8月8日(木)

昨日までより気温は低くなっているようだが、暑いことに変わりはない。 木内昇『よこまち余話』(中公文庫)を読む。浩三少年を通して、駒さん、トメさん、遠野さんなどのあの世の人々が捉えられ、この横町、というか路地のあの世とこの...

2024年8月7日(水)

またまた暑いが、気温は33℃くらいになるらしい。それでも暑いなあ。   直角にとんぼうが曲がる尖石。磁場の狂ひは縄文の地   杉の木の幹のみ残りされど立つ巨木生きてゐる千年のいのち   諏訪文化と八ヶ岳文化の重なりて尖石...

2024年8月5日(月)

「ああ、きょうも、暑うなるぞ」(小津安二郎『東京物語』)   あひる型のボートを漕ぎて湖心へとなにかが潜むこの水の内   時々に古代生物浮かびくる湖面に息するごとき水の輪   白樺の林を映し動かざる女神湖の朝みどり濃くし...

2024年8月4日(日)

暑い。暑い。   ヘアピン坂を幾度も上り女神湖へしづかなる水の面なりけり   九十九坂を上りつめたる蓼科山。女神の姿に夕暮れにけり   牧場の遠くに牛の寝転びて尾を振り憩ふところ見えたり   蓼科の牧場に数頭の乳牛ありソ...

2024年8月3日(土)

9時半に外気はもう30℃だ。蓼科の乾いた暑さとは違い、ねっとり暑い。   蟬の声とぎれずに響く白樺の林を自動車(くるま)の窓開け疾(は)走(し)る   蓼科山の容貌みえて女神湖の宿りにしばし憩ふ幾許   蓼科山は美しき山...