2024年9月20日(金)
36度まで上がるらしい。猛暑日だ。朝から暑い。 さつきつつじの苗木に絡む蔦の先ひるがほの花はかなげに咲く 枯れ木の影のごとくに存在感うすきは老いのわれならなくに もの言はぬ石の地蔵に並び立つわれに似る像よだれ...
36度まで上がるらしい。猛暑日だ。朝から暑い。 さつきつつじの苗木に絡む蔦の先ひるがほの花はかなげに咲く 枯れ木の影のごとくに存在感うすきは老いのわれならなくに もの言はぬ石の地蔵に並び立つわれに似る像よだれ...
今朝も暑いが、まだ猛暑ではない。 黒雲の急に来たりて突然に風雨はげしく雷も閃く 遠方に雷鳴響きたちまちに光の下る尖りものの横 忽ちに雨量増したる川沿ひの道に沈みし軽トラック 『論語』顔淵四 司馬牛、君子を問ふ...
朝から暑い、今日も暑い。 荒川洋治『文庫の読書』。荒川洋治は、短編小説を選択する名手だと思っていたら、文庫本を選ぶこともたいしたものであった。何冊も読みたい文庫本があるが、いつか読める日がくると嬉しい。 荒川洋治の文...
朝方寒いくらいに涼しかったが、日中はまた暑いらしい。 薄灰色 に大空は雲多くしてけさは晴れ間も見ることなしに 雲の端より間違って落つるかポツンポツンは淋しくあらず パラソルを空にひらけば音がするタタタンタタタ...
朝方は涼しいのだが、汗が多いからもう湿度が上がっているのだろう。 安東次男『藤原定家』読了。定家の八十首の短歌の注釈だが、本歌、類歌などを参考に挙げて読み解き、なるほど定家だと納得して、とても勉強になる。将来、『春秋の花...
暑い。 茨木のり子『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)。たしかにジュニアにだけは、勿体ない。素敵な現代詩の案内書だ。岸田衿子、石垣りん、永瀬清子などの女性の詩人をはじめ、圧巻は金子光晴「寂しさの歌」、谷川俊太郎「愛」...
今日も暑い。猛烈に暑くなる。もう9月半ばだというのに。 昔の旅を思いだす。夜行列車、歩く、歩く。 大垣行の夜行列車のボックス席ひとり占めして眠りたりけり 姿勢窮屈に眠るがゆゑに大垣の駅のホームに伸びをしてゐる ...