2021年2月16日(火)
昨夜(きぞ)の雨のなごりの土手の水たまり長靴履いて蹴飛ばしてゆく
昨夜(きぞ)の雨のなごりの土手の水たまり長靴履いて蹴飛ばしてゆく
どしやぶりの雨ふりやまず脳外科への道に傘させどぐしよ濡れなりき <主人メモ> 今日は朝から雨。 11時に脳外科病院の予約がとれた。 しかし2時間半待ち。 ドアは開け放たれてさねさし相模の雨のけふ寒き雨 窓の外をした...
チョコレート齧ることなくけふ暮れむ恋することも少なくなるか けさの空は雲の深くに青き空春なればあかるきものがながれる <主人メモ> バレンタインデー、あんまり関係ないな。
五千歩をあるいてくればここは何処(いずく)しだれ梅紅き花着けてをり 先生の歌集をさがす本の山、本棚の奥にやうやく揃ふ <主人メモ> 京都の青磁社から『岡野弘彦全歌集』の膨大なゲラが届く。 解題を書かねばならぬ。
ボンカレーのボンとは何かと問ひたれど誰も答へ得ず肉だと決めつ 小学生のオレでもこれならできさうだ鍋に三分はけつこう長い 駅前のさくらの枝に早き花枝には枝のゆゑよしあらむ <主人メモ> 今日は、今から53年前の196...
エリック・サティ『ジムノペティ』をながしつつ『喪神』を読む至福の時間 <主人メモ> 『喪神』は五味康祐の時代小説
冬川の水底浅きほとりには紅梅白梅花にひかりあり 垣のうちに夏みかんあまた実らせる庭を覗けば猫の目に会ふ