2024年12月19日(木)

今日は曇りがちで寒い。 須永朝彦編訳『王朝奇談集』読み終える。須永朝彦が選び、現代語訳したものだ。『日本霊異記』『日本往生極楽集』『大鏡』『今昔物語集』『成通卿口伝集』『唐物語』『古事談』『発心集』『続古事談』『十訓集』...

2024年12月18日(水)

午前五時代はまだ暗いが、やがて明けて青空。満月に近い月が長く残っている。   すねに傷持つわれなれば老いたる日々もそれなりと思ふ   さくら落葉乾きて落つるを踏みゆかむ音乾けるを厭ひつつゆく   大量に片側風に寄せられて...

2024年12月17日(火)

朝から晴れ、でも寒い。   錠剤を二粒夕飯の後に飲みあと寝る前に三粒を服す   暦(カレンダー)の最後の一枚師走なりあと十五日寂しき残日   師走十日はたちまちすぎて明日は十七日時よ止まれ 『論語』憲問八 孔子曰く「これ...

2024年12月16日(月)

今日も寒いけれど天気はいい。   世の中の理不尽にかくいきどほる泣くなをみなよ男子(をのこ)よ泣くな   みもよもあらずべちゃくちゃに文楽人形をみな顔、鬼面   足、腕、手、表情を変へ鬼の顔におそろしおそろし文楽人形 『...

2024年12月15日(日)

寒いけれど晴れ。   コカ・コーラ炭酸液を飲むときのどこか軽薄な気分に変はる   軽やかに躍りだす足、右・左交互に跳ぬる跳ぶ動きだす   この躍りごく自然なり企まず考へず手足交互に動かし 『論語』憲問六 南宮适(なんきゅ...

2024年12月14日(土)

大きな雲はあるが、まあいい天気だ。 ハン・ガンさんの『すべての、白いものたち』斎藤真理子訳で読んだ。散文詩のようだが、つなぎ合わせると、やはり小説だ。生れてすぐに亡くなった姉、さらにワルシャワの街のナチスに滅ぼされる歴史...

2024年12月13日(金)

うっすらと雲が覆い、寒い。   風のない冬の日の午後にほひくる柊の白き花の香ありき   どことなく上品なる香り婦人にはよく似合ひたる白き花咲き   ひかへめな婦人のごとき柊の匂ひありけりきよき芳香 『論語』憲問四 孔子曰...