2021年7月11日(日)

萩原朔太郎『猫町』を読んだ。かつて読んだのは学生時代か。

  猫町に迷ひ入りたき日があれば朔太郎さんわれを伴へ

  突然に空気の密度が濃くなりて建物歪み猫、猫、また猫…

いつものパン屋へ

  日曜の朝のパン屋は列になりわいわいがやがやパン焼く匂ひ

  焼けたてのフランスパンを胸にして笑顔の少女小路に消ゆる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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