2021年6月12日(土)

今日は、また暑い。

頭に皿をのせて、変身

  変身して散歩におどける河童なり畑に盗む胡瓜(キューカンバ)齧り

厚木高校の図書室の窓からは泰山木の花が下にみえた。文庫本の『伊東静雄詩集』を読んだのは、この図書室だった。「すべてのものは吾にむかひて/死ねといふ、/わが水無月のなどかくはうつくしき」(「水中花」『夏花』)

  図書室にみおろす泰山木の白き花あはれこの花に育てられたり

  けふ咲くか泰山木の花おもふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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