2021年6月11日(金)

今日も似たような天気だ。暑い。

砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』読了。この時代小説が思いの外よかった。悲運にみまわられながらも登場人物の心根がなんとも明るいのだ。

  枯れてゆくわがいのちかも夏色のメタセコイヤの木を仰ぐなり

  あたらしき夏のいのちをこの老いに少しくたまへみどりの葉叢

  田の中の道にザリガニ滅びたり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA