植松三十里『大和維新』読了。大和(奈良)と聞くと読まずにはいられない。2018年の刊行だから、ずいぶん遅くなったが、奈良県の消滅と復活、その運動の中心だった今村勤三とその子ども世代の医師・今村荒男と陶芸家の富本健吉が出てくる。発端は天誅組である。私の高校一年のときの一人旅もまず天誅組の故地を探る旅だった。
もう一本の夏つばきの木に花ひとつ夕ぐれなれば暗くなりゆく
鵯の声する方をふりむけば沙羅の高枝の裏ぬけて飛ぶ
植松三十里『大和維新』読了。大和(奈良)と聞くと読まずにはいられない。2018年の刊行だから、ずいぶん遅くなったが、奈良県の消滅と復活、その運動の中心だった今村勤三とその子ども世代の医師・今村荒男と陶芸家の富本健吉が出てくる。発端は天誅組である。私の高校一年のときの一人旅もまず天誅組の故地を探る旅だった。
もう一本の夏つばきの木に花ひとつ夕ぐれなれば暗くなりゆく
鵯の声する方をふりむけば沙羅の高枝の裏ぬけて飛ぶ