2021年5月12日(水)

心臓ペースメーカー・ハツ子がわが体内に同居するようになって、昨日で半年。だいぶ慣れたが、まだ完全に同化したとはいえないようだ。今日は曇天。

  風呂の湯に浅く浸かりし時におもふわが心ノ臓を動かすハツ子

  わがハツ子よ少しはこの()に馴れたるかともに(たづさ)へ半年を()

  路傍には小さな小さな春紫苑近くを人が歩めばゆるる

  カラス鳴く声におどろきベランダにさねさし曇天けふも暮れゆく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

1件のコメント

  1. 偏屈房主人様
    館長さんからこの日録の存在を聞き、アクセスしました。
    ご主人様の日常を伺う事ができ、挿絵(?)もなかなか素敵です。
    ハツ子?あっ、心臓だから。こういうの、ご主人様らしいです。

    これからも楽しみにしています。

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