2021年4月28日(水)

今日は少し暖かい。散歩はまた川を越えて隣町へ。電柱を見上げる少年がいた。

  青天に電柱あふぐ少年は陶製碍子をたしかめてゐる

碍子を楽しめる少年、素晴らしい。

  碍子のごとく絶縁傾向あるものか少年はどこか孤高のおもむき

  けふなぜか犬曳く人に多く遭ふ吠ゆる小犬あり尿(しと)する犬ゐる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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