2021年4月26日(月)

今日は青天なれど北風が強く寒い。少し前からツバメがきている。

  若葉繁るあけぼの杉の木の下は祈りの場所なり心鎮まる

  九階の窓のあたりに燕きて高速反転の技を披露す

今年は杏の花に遭えなかった。室生犀星の「小景異情」この詩を想うのだが。

あんずよ/花着け/地ぞ早やに輝け/あんずよ花着け/あんずよ燃えよ/ああ あんずよ花着け

  今年つひにあんずの花に会はざりき室生犀星をおもふ日々あり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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