2021年4月16日(金)

朝まだ暗いうちからからすがうるさい。秋山佐和子さんから『岡野弘彦全歌集』の解説を書き終えたとい嬉しい電話があった。出版が楽しみである。未刊歌篇が膨大であり、どんな全歌集になるのだろうか。経済面が難題だそうだ。

  何に()きからすは威嚇のこゑに啼くまだ仄暗きあかときなれど

  黒猫に黒揚羽蝶つきづきし銀杏若葉のあかるき樹下に

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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