2021年3月30日(火)

今日は甲府の湯村温泉の柳家に泊る。心臓ペースメーカー移植後はじめての旅行である。たった1泊ではあるが、不安でもあり、ものすごく楽しみでもある。妻が車の運転、娘が同行。相模から甲州への道中は桜がほぼ満開、散りはじめていた。いやあ、それにしてもこの国に染井吉野の木の多いこと、多いこと。さらに甲府盆地は桃の花盛り。

  三昧(さんまい)に咲くさくら花散りはじめことしの花も死者が育む

  甲斐の国は桃花ざかり花の木に拠ればむすめの頬もあかるむ

  常よりも妻もくつろぐ如くなり()帷子(かたびら)より肌へこぼるる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA