晴れだが、寒い。
ゆきつけばあづまのくににあたらしき恋もめばへてたのしきことあり
椿に木に椿の赤き花咲きて蕾もほんのり赤らみてゐる
つひにゆく道とは誰も思ひしもそのときのさま誰も語らず
『論語』衞靈公五 孔子曰く、「無為にして治まる者は其れ舜なるか。夫れ何をか為さんや。己を恭ゝしくして正しく南面するのみ。」
何もせずただ南面する舜のごとき国は稀なりと孔子のたまふ
『古事記歌謡』蓮田善明訳 四二 応神天皇
ある時、天皇が、山を越えて近江の国に行幸した時、宇治野のほとりに立ち、葛野をはるばる見渡して歌った、
千葉の 葛野を見れば 葛野を見れば満ち足りて
百千足る 家庭も見ゆ 賑う民の家も見え
国の秀も見ゆ 国にすぐれし所かな
はるばると葛野を見れば満ち足りて民の賑はひ国の秀のごとし