晴れているが寒い。
奥泉光と原武史の『天皇問答』を読む。われわれの対応こそが問われている。ということをよく考えることで、天皇制のこれからが決まる。私のほぼ同世代である小説家と政治学者に学ぶべきことは多い。にしても天皇制廃止には遠い階梯が潜んでいる。そう簡単でないことだ。
糸川の両岸に蕾む寒ざくら二、三がひらくうれしきものよ
古木のさくら枝繁にしてそれぞれに蕾はぐくむをわれが仰げり
熱海ざくらの祭りをひかへ糸川の急湍右に左に流る
『論語』憲問四二 子張曰く、「書に云ふ、高宗、諒陰三年言はずとは、何の謂ひぞや。」孔子曰く、「何ぞ必ずしも高宗のみならん。古への人皆然り。君薧ずれば、百官、己を総べて以て冢宰に聴くこと三年なり。」
殷の高宗の喪に服しては三年もの言はず君なくば百官すべて喪に服すべし
『古事記歌謡』蓮田善明訳 三三 ヤマトタケルノ命
愛しけやし なつかしい!
我家の方よ ふるさとの空から
雲居立ち来も 雲がわいてくるぞ
これは「片歌」というのである。この時、危篤に陥り、
なつかしきふるさとの方より雲わける嗚呼わたくしのいのち短し