寒いけれど晴れ。
コカ・コーラ炭酸液を飲むときのどこか軽薄な気分に変はる
軽やかに躍りだす足、右・左交互に跳ぬる跳ぶ動きだす
この躍りごく自然なり企まず考へず手足交互に動かし
『論語』憲問六 南宮适、孔子に問ひて曰く「羿は射を善くし、奡は舟を盪かす。倶に其の死を得ず(どちらもふつうの死に方ができませんでした)。禹と稷とは躬ら稼して天下を有つ。」そして孔子は答えず。南宮适出ず。孔子曰く「君子なるかな、若き人。徳を尚べるかな、若き人。」
しづかなるもの言ひをする孔子なり南宮适を褒めたまひけり
『春秋の花』 茨木のり子
駄目なことの一切を/時代のせいにはするな/わずかに光る尊厳の放棄//自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ 『自分の感受性くらい』(1977)
「精神の立派な在り方」
・とかくして不平なくなる弱さをばひそかに怖る秋のちまたに 土岐善麿『雑音の中』
*
・だから決めた できれば長生きすることに/年とってから凄く美しい絵を描いた/フランスのルオー爺さんのように/ね 「わたしが一番きれいだったとき」の終節。
みづからの感受性こそ守るべきものなれど時代、社会に流されてゆく