2024年8月27日(火)

細かい雨が、降ったり、止んだり。空も晴れたり、曇ったりだ。

  大山につらなる山々の低きところ白雲棚引く横にひろびろ

  夏のみどりと棚引く白雲大山の山麓は色くきやかにして

  夏やまのみどり濃きところ朝の日に照らされて(は)しき相模の山は

『論語』先進一〇 顔淵死す。子これを哭して慟ず。従者曰く、「子慟せり」。孔子が言った。「慟すること有るか。夫の人の為に慟するに非ずして、誰が為にかせん。」

慟哭するとは孔子の行動としては異例のことだ。顔淵の死は、それほどに孔子にショックだった。

  顔淵の死を嘆じたる孔子なり哭して慟する例のなきこと

『春秋の花』 金子兜太
・佐保神の陰覗かする尊さよ 『海程』4月号(1995)所収。
・陰しめる浴あみのあとの微光かな 『暗緑地誌』
・谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな  同右 
・華麗な墓原女陰あらわに村眠り 『金子兜太句集』
     ↓
・陰に生る麦尊けれ青山河 佐藤鬼房『地楡』

・晩夏一峯あまりに青し悼むかな 兜太

  佐保神の陰を覗かせ風にくるやさしくわれを吹き撫でてゆく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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