2024年8月24日(土)

やっぱり、今日も暑いのだ。

  大山には薄雲かかり朝焼けて桃色に染まる小さなる雲

  大山につらなり、背後の山々は黒雲流れ雨も降るらむ

  わが背より高きひまはりと膝丈のおしろい花咲くわがゆく(こみち)

『論語』先進七 季康子問ふ、弟子(たれ)か学を好むと為す。孔子対へて曰く、「顔回なる者あり、学を好む。不幸、短命にして死せり。今や則ち亡し。

  顔回を遠く偲びて孔子いふ学を好めど今はもう亡し

『春秋の花』 『犬筑波集』
・夫婦ながらや夜を待つらん/まことにはまだうちとけぬ中直り

『新選犬筑波集』所収。「邪気のないほのぼのとしたエロティシズムが人性の機微をうがっている。」面白いのは、その後で、「ただし、私一己は、そういう成り行きを是認しない」という大西巨人である。
*無念ながらもうれしかりけり/去りかぬる老妻を人にぬすまれて
*尻毛をつたふしづくとくとく/水鳥の尾の羽の氷今朝とけて

  老妻をぬすまむ人のありしかも/そんな夜あれば待つべしわれも

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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