2024年7月12日(金)

雨が降りはじめた。温度はいつもより低いけれど、湿気がひどい。

  コンビニのカフェ・オレを買ひ夏の空にとびだしてゆくただ歩くため

  カフェ・オレの冷たきを飲むうれしくてまみどり色を潜りゆくなり

  たまたまに『源氏物語』開きみる六条御息所、葵の上呪ふ

『論語』子罕二四 孔子が言う。「法語の言は、(よ)く従ふこと無からんや。これを改めるを貴しと為す。(そん)(よ)の言は、能く(よろこ)ぶこと無からんや。これを(たづ)ねるを貴しと為す。説びて繹ねず、従ひて改めずんば、吾れこれを如何ともする末きのみ。」

  みづからに法語、巽与の言学び改めざれば如何ともしがたし

『正徹物語』190 「そよさらに」「そそやこがらし」などという詞は、名人のふりをした詞である。好んで詠んではならない。嫌味で気障な感じがする。

  草原の荒れたれば吹く北風のそそやこがらし今宵さわぎつ

『百首でよむ「源氏物語」』第十六帖 関屋
・行くと来とせきとめがたき涙をや絶えぬ清水と人は見るらむ 空蟬
・わくらばに行きあふ道を頼みしもなほかひなしや潮ならぬ海 光源氏
・逢坂の関やいかなる関なればしげき歎きの中を分くらん 空蟬

  空蟬もいつのまにやら関越えて尼にしなりぬはかなかれども

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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