朝からいい天気で、暑い。
夏つばきの白き花には朝のひかり清浄の花かがやくばかり
夏つばきの落せる花の腐れたるが苔庭なればそこ愛らしく
木が違ふ木を拝むとき気が違ふ気ちがひならむわれに狂あり
『論語』泰伯一一 孔子が言った。「たとひ周公ほどの立派な才能があっても、傲慢で物惜しみするようなら、そのほかには目を止める値打ちもなかろう。」
周公の才の美あれど驕りかつけちなれば余が観るにたらず
『正徹物語』156 「短夜の月」という題で、このように詠んだ。
・水浅き蘆間にすだつ鴨の足のみぢかくうかぶよはの月かげ 草根集3168
鴨の足というのは、和歌には趣向が奇抜すぎるようだが、短という題の字に主眼を置いてこのように詠んだ。
夜の短き夏になりけりまう鴨はとびたちしかな跡形もなし
『伊勢物語』百六段 むかし男、親王たちの逍遥し給ふ所にまうでて、龍田河のほとりに詠んだ。
・ちはやぶる神代も聞かず竜田河からくれなゐに水くくるとは
いまははやからくれなゐにもみぢ染め枕詞の役目はたしき