2024年5月30日(木)

朝から暑い。いい天気で、気温上昇。夜、雨が来るらしい。

  夏つばきに清浄の花あまた着く白き花咲くこの夏の花

  白き花、芯のところは黄色い蕊浅きみどりに花映ゆ木の花

  昨年はほとんど咲かぬ夏つばき今年咲く花ただ可憐なり

『論語』泰伯五 曾子が言った。「才能があるのに無いものをたずね、知識ゆたかであるのに乏しいものにたずね、有っても無いように、充実してもからっぽのようにして、害をうけてもしかえしをしない。昔、わたしの友(顔回)は、そういうことにつとめた。

  顔回はなかなか素晴らしき友なりと曾子言ひたまふその謙譲を

『正徹物語』150 「花の八重山」は歌枕ではない。足柄でも多く八重山と詠んでいる。つまり、ただ幾重にも重なった山ということだ。

  山八重に重なるところたまたまに花咲けば「花の八重山」ならん

『伊勢物語』百段 後涼殿のはざまを渡る男がいた。あるやむごとなき人の局より、
わすれ草を、「しのぶ草とや言ふ」とて、いださせたまへければ、たまはりて、
・忘れ草生ふる野辺とは見るらめどこはしのぶなりのちも頼まむ

  たまたまに目にしたるかも男なり忘れてかしのぶこともまれなり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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