朝から暑い。いい天気で、気温上昇。夜、雨が来るらしい。
夏つばきに清浄の花あまた着く白き花咲くこの夏の花
白き花、芯のところは黄色い蕊浅きみどりに花映ゆ木の花
昨年はほとんど咲かぬ夏つばき今年咲く花ただ可憐なり
『論語』泰伯五 曾子が言った。「才能があるのに無いものをたずね、知識ゆたかであるのに乏しいものにたずね、有っても無いように、充実してもからっぽのようにして、害をうけてもしかえしをしない。昔、わたしの友(顔回)は、そういうことにつとめた。
顔回はなかなか素晴らしき友なりと曾子言ひたまふその謙譲を
『正徹物語』150 「花の八重山」は歌枕ではない。足柄でも多く八重山と詠んでいる。つまり、ただ幾重にも重なった山ということだ。
山八重に重なるところたまたまに花咲けば「花の八重山」ならん
『伊勢物語』百段 後涼殿のはざまを渡る男がいた。あるやむごとなき人の局より、
わすれ草を、「しのぶ草とや言ふ」とて、いださせたまへければ、たまはりて、
・忘れ草生ふる野辺とは見るらめどこはしのぶなりのちも頼まむ
たまたまに目にしたるかも男なり忘れてかしのぶこともまれなり