朝は降っていなかった。10時前には、小さな雨。寒い。雨が降ると、「君が心をくれたから」を思い出しては、目頭が熱くなる。泣けるドラマであった。
雨ちゃんと太陽くんの物語、奇蹟に涙したたりやまず
雨ちゃんが五感を失ふ展開の泣けてならねば録画を止める
永野芽衣の笑顔がなんともいへずよし笑顔みたくてテーマ曲聴く
『論語』雍也八 季康子が問うた、仲由(子路)は政治をとらせることができますか。」
孔子の答え、「由は果断です。政治をとるくらい何でもない」。「では賜(子貢)はどうですか。」「賜は何事でも通達する。政治をとるくらい何でもない」。求(冉求)はどうでしょう。「求は才能豊か。政治をとるくらい何でもない。」
弟子の人物評価でしょうか。子路、子貢、冉求は高評価である。
子路も子貢も冉求も政治を執れる孔子答へき
『正徹物語』87 「忘るる恋」の題で、こう詠んだ。
・うきものと思ふ心の跡もなく我を忘れよ君は恨みじ
「忘るる恋」は、何度でも相手が自分を忘れること。相手が何を忘れるか。交した約束を忘れるのである。私を嫌い、嫌だと思うことは忘れない。この私を憎い、嫌だと思う気持ちもきれいに忘れてしまえば、未聞不見の人のようだ。そんな風に契りを忘れるとというなら、全て忘れてしまえ。その時は決してあなたを恨むまい。私を嫌って避けることは、忘れてくれないことが遺恨である訳なのだ。
忘れられぬ恋あるべしや思ひだすことのくさぐさに心を残す
『伊勢物語』三十八段 紀有常のもとを、男は訪ねた。有常は外出し、あちこち歩きまわり、遅くまで帰ってこなかった。有常に、男は詠んだ。
・君により思ひならひぬ世の中の人はこれをや恋といふらむ
有常の返歌。
・ならはねば世の人ごとに何をかも恋とはいふと問ひし我しも
遅くなった侘びはないのかな。