二・二六事件から88年。いまも暴力の時代かもしれない。
朝晴れ。久しぶり。昨日まで雨だった。
我が町に雨ふるときは遠き山の丹沢山塊雪になるらむ
十六夜残りの月の山の上に明るきときは「後朝」思ふ
「後朝」といふ美しき語をおもふ老いには恋も遠き思い出
『論語』公冶長九 孔子が、子貢に言った。「おまえと顔回では、どちらがすぐれているか」。子貢が答える。「顔回は、一を聞きて十を知る。私は二を知るだけだ。」孔子が言った。「及ばないね。わたしもお前といっしょで及ばない。」孔子にはユーモアもあるようだ。
子貢に聞く汝と回といづれかまさるわれは到底回の下なり
『正徹物語』61 万時(万葉集時代考)という定家(本当は俊成)が考証した本がある。貴重だ。為秀自筆本を了俊がくれた。「人のほしがられし程に出だし侍りき。」淡々とした内容である。
そつそつたる内容なればか簡単に了俊が吾にくれしものなり
『伊勢物語』十一段 昔男が、東国に旅立った。友たちへ便りをよこした。
・忘るなよほどは雲居になりぬとも空ゆく月のめぐりあふまで