2024年1月14日(日)

今日も朝は寒い。日中は暖かく日は差すが空気は冷たい。

  横断歩道ゆつくり越へてすぐ近くのスーパーへ行く冒険のごとく

  二車線の片側あゆむ老人に警笛鳴らし追越す自動車

  冬の日の遅れがちなる足弱も買物に出かける心ぶぎうぎ

『論語』八佾一八 孔子が言った、「君に事ふるに礼を尽くせば、人以て諂へりと為す。」
孔子ともあろうものが、そんなもの放っておけばよいのに。こうした人に気を遣うのも孔子だということだろうか。

  君に礼を尽くせばそれを諂ひと後ろ指さす人また居りき

『正徹物語』18 「暮山ノ雪」の題は、このところの作歌では「これぞ詠み侍る」一首である。
・渡りかね雲も夕べをなほたどる跡なき雪の峯の梯
正徹の自讃である。この歌、行雲廻雪の体であり、「なにとなくおもしろくえんなる物なり。」そして「いひのこしたるやうな歌はよきなり」だそうだ。なかなか得意げである。

渡りかね夕べにたどる雲の色架け橋立ててゆくべきところ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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