2023年12月16日(土)

東の空にそろそろ太陽が昇ってきそうになっていた。逆に西方の山々を見たところ大山から北の連山の上空に燃えるような真赤な箇所があった。朝焼けであろうが、なぜそこだけという感じがしたのだ。

  西の山の上空赤く燃えてゐる朝焼けここのみ不穏の色か

  きのふ食べたものけふ行くところおぼつかなき半惚けしわくちゃいまの母なり

  天上に風あるらしき雲薄く流れて透けて冬の青空

『論語』為政十三 子貢が孔子に君子について問うた。「まずその言おうとすることを実行してから、あとでものをいうことだ。」

  孔子言ふ君子とはその言を行なひ而して後にものを言ふなり

『徒然草』232段 「すべての人は無智無能なるべきものなり。」「若き人は、少しのことも、よく見え、わろく見ゆるなり。」賢しらは見苦しいのだ。

  無智無能の顔をしてゐることぞよき賢しらをするは見苦しきもの

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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