寒い。6℃だという。昼間、上がっても11℃らしい。寒いのだ。空は雲が多い。
シャツを脱ぎ、ズボンを脱げば堆し着衣重ねし布団の傍ら
ミルク飴ほほばり歩む室のうち狭いが口中甘やかに匂ふ
卓上にちり紙一つしわくちやに居坐る室をあたためてゐる
大辻隆弘『岡井隆の百首』(ふらんす堂)を読む。岡井は歌がうまいのかへたなのかよく分からない。選んだ中から三首ほどを。
・つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて
・一樹一樹青葉こまやかに吹く見ればどの木も仕事してゐるごとし
・しんしんと怒りの焔もゆるときわが老いふかきことを識りたり
『論語』学而一三 また有子である。信はうそをつかず約束を守る徳。それが確かなものとして完成するには正義に結びつかねばならないのだ、そうだ。
『徒然草』214段 想夫恋という楽は、もと相府蓮である。蓮府は大臣のこと。また廻忽も廻鶻の誤りである。廻鶻国という強大な野蛮国があったとか。
またまたに兼好法師の蘊蓄なり役にたつのかどうか分からず