2023年11月21日(火)

寒いけれど朝はいい天気だ。だんだん温度が上がっていく。

  さながらに木々を紹介するやうに妻がゆく駐車場までわれは見下ろす

  冬はつとめて朝がよいなるほど朝の青涼ぞよし

  老いの性にもてあそばれて夢のうちもんもんとして幾度も覚む

『論語』八 孔子先生がいっている。「己れに如かざる者を友とすることなかれ。」これは言い過ぎだろう。『論語』嫌いになりそうだ。

  論語には言つてはならないことをいふ己れに劣るを友とする勿れ

『徒然草』206段 徳大寺実基のエピソード 牛が庁舎に上がっているのを「牛に分別なし」と言い、「怪しみを見て怪しまざる時は、怪しみかへりて破る(奇怪なことを見ても、それを奇怪に思わない時は、かえってその奇怪なことは消えてしまう)」と言ったのだそうだ。
207段も実基のエピソード 亀山殿、後嵯峨院の造営した離宮を建てようとした時、そこに大量の蛇が凝り集まる塚が発見された。実基は「ただ皆掘り捨つべし」と言って塚を崩し、蛇は大井川に流した。その後祟りはなかった。

  掘り捨つべしと実基(さねもと)いふ塚あばき大き(くちなは)祟りなかるべし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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