2023年10月31日(火)

いい天気だが、雲が多い。退院後初の診察である。

  後尾灯の赤き点滅つづきをり県道55号線(く)(る)(ま)混みあふ

  午前五時 高きところに月残る十六夜月ひかりかがやく

  太陽神が上り来るべし室内(へやうち)の壁にあかるき日の影ありき

『老子』下篇72  「聖人は、(みずか)ら知りて、自ら(みずから)(あら)わさず、自ら愛して自ら(たつと)しとせず。故に彼を(す)てて此れを取る。」(見せびらかしたり威張ったりして刑罰にたよる政治をすてて、こちらのみずからを知り、わが身をたいせつのする無為の政治を取るのだ。)

『徒然草』173段 「道を楽しぶより気味深きはなし。」(仏道に精進することで得られる安楽より味わい深いものはない。) 

174段 酒の功罪。

  酒飲みの罪ばかりいふ兼好のつけたりのごとく酒も良きなり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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