2023年7月27日(木)

母が家へ帰ってきた。母はまた、ずいぶんぼけている。今日も暑い。

夜の闇がつくった一首。これも季節外れか。

  腰高に拾ふは沙羅の花にして浄らなる白、天上の花

真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く』(河出書房新社)読みはじめ。

  老いた日にしづかに私は歩くだらうこのうつくしき道のゆくまま

三日前、大戸屋から弁当食材をとった。

  野菜黒酢、鶏肉黒酢似たやうなる味覚たのしむ甘やかなりし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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