2023年4月13日(木)

大山、丹沢山塊は黄砂に沈んでいる。村上春樹の新作『街とその不確かな壁』の発売日だ。さっそく買った。

  手に重き『街とその不確かな壁』をひらく未知の物語を辿らむとして

  どことなくぼんやりしてゐる山際を見尽くさむとするに目が暈けてくる

  目を擦りぼうとする視野に眼を凝らす朦朧たるは山の傾斜か

  リモコン装置の下方に録画を予約する恋愛ドラマのしゃれた映像

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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