2023年3月29日(水)

朝から晴れ。染井吉野が満開だ。

  風吹けば海棠の花も散りはじめひよどり一羽騒ぐ中庭(パティオ)

家は河原口四丁目、二丁目を経て買物に出かけることがある。

  ひよどりは二丁目あたりに活動域ひろげたるらしここにも騒ぐ

  山の樹は緑金の葉のかがやきに鈍くし笑ふ遠山膚は

  けふは晴れ染井吉野もあたたかく花散らしをりはなびら拾ふ

  さくら木の下に少女子(をとめご)躍りをりはなびら散ればはなびら纏ふ

  細かき雨を黄金(きん)の夕日が煌めかすそのきらめきがさくら木照らす

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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