2023年2月27日(月)

朝から青天、雲一つない。

  寒桜の(たぐひ)の花が咲きはじめあたたかくなるきさらぎ終り

  毛髪のすくなき頭が痒しかゆし五指にはげしく幾度も掻きたり

昨夜、所要有りて、一人の友に電話する。

  友への電話に応ふ低きこゑ最後にかならず愚痴ありて終ふ

  キッチンに電気釜炊く湯気濛々午後六時半空腹に鳴る

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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