2023年2月26日(日)

二・二六事件から87年、雪ではない。よく晴れて寒い日である。この国ではクーデターがおこる気配もないが、世界情勢は実に不穏である。

  妄想に蹶起をおもふ若き日のわれにもありき青臭きころ

昨夜、木蘭の木の下にひとりたたずむ。まだまだ花には遠いのだが、

  白木蓮花満ちて咲かむ木のもとにけはひのみにて夜の目にみえず

  心処に鬱挹あれば洗ひ籠の大皿、小皿、碗が鳴りだす

  椿の木に紅きつばきの花ひらく今年は殊にあまた咲き()

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA