2023年2月23日(木)休日

まあまあ晴れている。いささか寒いが。

  あけぼの杉の枝に濁声に鳴くひよどりさがみの国の朝のはじまり

二俣川で娘と会う。

  休日の昼の電車に揺られゆられ春のひかりと運ばれてゆく

『老子』下篇67

  慈しみ、(つつま)しさ、敢て天下の先にならねばこそこの世はうまく治まるといふ

『徒然草』156段

  新任の大臣(おとど)のうたげの故実(しる)す兼好法師はつれづれぐさに

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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