2023年2月20日(月)

なんとなく春のあかるさなのだが、決してあたたかなわけではない。

  ところどころうすももいろに明けてくる空をみてゐる妻とわたくし

月曜日のゴミ、紙・牛乳パックなどを捨てにゆくとき

  あけぼの杉の冬木の高き枝揺らしひよどり一羽朝のひと声

隣町へ川を渡る。

  青空に雲の断片白くしてあたりは春の空気に満ちたり

『老子』下篇65 理想的な政治は民を愚かにするという逆説的な説。なんだか奇妙だが、ここにまた「玄徳」が出て来る。無知の状態で天地自然の流れに順応していく境地。う~む、なかなかむずかしい。

『徒然草』152段・153段・154段 この三段いずれも日野資朝について。

  日野資朝の逸話三題を並べたる兼好法師よなにによろこぶ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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