曇りがちだけれども、晴れ間もある。
柚月裕子『暴虐の牙』上・下読了。呉寅会の暴力騒動を描いて、恐ろしいほどの圧倒的な迫力がある。
なにゆゑにかくも凶暴になりたるか沖虎彦をあはれかなしむ
柚月裕子の極道描く小説の容赦なき暴力ときにやるせなき
『老子』下篇56「其の兌を塞ぎて、其の門を閉し、其の鋭を挫いて、其の紛を解き、其の光を和らげて、其の塵に同ず。是れを玄同と謂う。」「玄同」の境地、そこには完全な神秘的な同一世界がそこに開かれる。
和光同塵そこにこそある「玄同」を老子説きたり吾にはむつかし
『徒然草』139段
家の庭にありたき木や草いくつかをあげつらふ兼好法師得得
昨夜は牡蠣の味噌汁をこしらえた。
味噌汁に牡蠣を煮てくふ海の味