2021年1月27日(水)

キッチンのボウルに浸す菠薐(はうれん)草(さう)――、朱(あけ)の根の色乳首(ちくび)の如し

冬の雨の降るか降らぬか境目を散歩してしばし老い肌うるふ

<主人メモ>
今朝がたもまた悶々と夢を見る。
記憶は薄いが女性ありたり。

われらまた常在戦場のごとき世を生きて深紅の薔薇斬り落とす

<主人メモ>
新型コロナウィルス感染者、全世界で一億人を超す。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA