2023年1月9日(月)成人の日の休日

よく晴れている。朝高いところに円状の月が残っていた。

  西空の高きところに残りたる水母(くらげ)色したまあるき月なり

妻が石を立てて遊んでいる。三つまでは積めるらしい。

  積み石にこんつめて三つの石を積む妻の真顔の若くはなやぐ

  木椅子のうへにまづ石を置き重ねゆく石立てて三つたちまち壊る

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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