2022年12月25日(日)

クリスマス。父の墓へ。正月の酒を買い足しに行って、戻ってきたところに、佐々木靖子さんの訃報。驚くほかない。この二カ月ほど所属している「短歌人」に作品がないのが気になっていたが、まさか亡くなったとは。28日正午、大崎で告別式。

  こもりくのごとき墓苑の父の墓(いろ)くすみたるが冬の陽に照る

  枯れ落ち葉 (から)の花立てに詰まりをりかきだして風荒き日おもふ

佐々木靖子死す

  「人」入会同じ昭和五十三年四十四年を親しきうたびと

  この人が亡くなれば歌の心棒がゆらぎはじめるとめどなくゆらぐ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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