クリスマス。父の墓へ。正月の酒を買い足しに行って、戻ってきたところに、佐々木靖子さんの訃報。驚くほかない。この二カ月ほど所属している「短歌人」に作品がないのが気になっていたが、まさか亡くなったとは。28日正午、大崎で告別式。
こもりくのごとき墓苑の父の墓色くすみたるが冬の陽に照る
枯れ落ち葉 空の花立てに詰まりをりかきだして風荒き日おもふ
佐々木靖子死す
「人」入会同じ昭和五十三年四十四年を親しきうたびと
この人が亡くなれば歌の心棒がゆらぎはじめるとめどなくゆらぐ
クリスマス。父の墓へ。正月の酒を買い足しに行って、戻ってきたところに、佐々木靖子さんの訃報。驚くほかない。この二カ月ほど所属している「短歌人」に作品がないのが気になっていたが、まさか亡くなったとは。28日正午、大崎で告別式。
こもりくのごとき墓苑の父の墓色くすみたるが冬の陽に照る
枯れ落ち葉 空の花立てに詰まりをりかきだして風荒き日おもふ
佐々木靖子死す
「人」入会同じ昭和五十三年四十四年を親しきうたびと
この人が亡くなれば歌の心棒がゆらぎはじめるとめどなくゆらぐ