2022年12月13日(火)

朝方は雨だったが、昼前には上がった。しかし風がある。

  ひと夜さの荒れたる雨の上がりたり雲に隠りし大山も霽る

  白鷺の群れてたたずむ川岸の水清くして冬の河なり

青山文平『底惚れ』を読む。新境地というところでしょうか、女の力を描く一編。よかった。「底惚れ」もなんと素敵なことばでしょう。

  おのがために生くるにあらずおれを刺しゆくへくらます女を待てり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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