2022年10月6日(木)

ひさびさの悪夢の夜だった。午前2時くらいに覚めた夢では、懐かしい友と紅葉の道を共に歩いていた。こんなすばらしい紅葉は見たことがないなどと言いながら楽しかったのだ。それが突然に道を失い、友は崖から落ちてゆく。援けられない。そして明け方に見たのは、定番のズボンの後ろポケットに入れていた財布を失くした混乱。どちらもいや~な夢でした。朝刊の訃報欄に津原泰水の死が出ていた。2日のことだという。何か関係あるだろうか。

掃除機を買い替えた。

われの坐す重き椅子引き出し新しき掃除機を使ふ絨毯のうへ

さねさしの地上に雨をふらす雲じわりじわりと暗雲うごく

けふも雨透明傘にわれも濡れ

透明傘の内なる悩みも見透かされけふなんとなく心あかるき

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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